このページでは、基礎的なプレイのコツについて説明します。
初心者におすすめのページです。
より発展的な、「対面別コツ」や「ケアカード一覧」については、それぞれ別ページで解説します。
有利トレード
有利トレードとは、フォロワーを攻撃して、一方的に処理することです。
例えば、攻撃力1/体力2 のフォロワーA(王家の御者など)が、攻撃力1/体力1 のフォロワーB(フェアリーなど)に攻撃した場合、フォロワーAのスタッツ(攻撃力と体力のこと)は 攻撃力1/体力1 となり、フォロワーBは破壊されます。
このような有利トレードを行うことで、リーダーの体力を守りつつ、盤面を有利にすることができます。
しかし、有利トレードばかりを続けていれば勝てるというわけではなく、相手のデッキや試合状況によって、リーダーを攻撃した方がよい場合もあります。
例えば、攻撃力3/体力3 のフォロワーC(新たなる少女・エースなど)であれば、 攻撃力1/体力1 のフォロワーB(フェアリーなど)を無視して、相手のリーダーに攻撃した方がよいでしょう。いつまでも有利トレードばかり続けていては、相手のリーダーを削ることはできません。特に、攻撃力の高いフォロワーが残った時は、脅威にならないフォロワーは無視してリーダーを攻撃したいです。
先ドロー
そのターン中にドローするつもりがあるなら、他のことをする前にまずはドローした方がいいです。そのドローでもっと良いカードが来るかもしれません。
特にスペルウィッチを使う時は、先ドローが重要になってきます。ドローしたカードにスペルブーストが乗るからです。
例えば、6PPで「知恵の輝き」(1コスト1ドロー)と「アン&グレア」(5コスト3回スペルブースト)がある場合、「知恵の輝き」でドローしてから、「アン&グレア」を打つことで、ドローしたカードにも「アン&グレア」の効果で3回スペルブーストをかけることができます。
リーサル計算
「リーサル」とは、トドメを刺して試合に勝つことです。
終盤で大事なのは、そのターン中に勝てるかどうか、つまり「リーサルかどうか」をちゃんと計算することです。盤面から出せる打点と、手札から出せる打点を合計して、それが相手のリーダー体力を上回るかどうかを計算(足し算)すればいいだけです。
しかし、実際の試合になると色々考えてしまって、返って目の前のリーサルに気づかなくなることがあります。
なので、終盤では、まずはリーサルかどうかを計算するのがよいでしょう。
リーサル計算で忘れがちなのが、超進化バーンの1点です。
例えば、自分がAFネメシスを使っていて、相手の体力が7の時、ララミアでAFβ(相手のリーダーに3ダメージ)を2枚並べても後1点足りない・・・と思うかもしれませんが、超進化でなんかしらのフォロワーを上から踏めば、+1点入ってリーサルを取ることができます。
また、初心者にオススメしないデッキとして、よく「リノセウスエルフ」が挙げられますが、それはリーサル計算が難しいからです。(リノセウスエルフのリーサル計算については、別ページ「ーーー」で詳しく解説します。)
逆に、「ミッドレンジロイヤル」と「人形ネメシス」がオススメされるのは、リーサル計算がしやすいからです。アルベール超進化で12点、オーキス超進化で8点、などと覚えてしまえば、リーサル計算で迷うことはほとんどありません。
※この2デッキは、リーサル計算以外にも、必要エーテルが比較的少ない、コスト通りに動くだけで迷う場面が少ない、など、他にも初心者が使いやすい側面を備えており、それでいてかなり強力なデッキであるため、よく初心者にオススメされています。
進化・超進化の温存
進化や超進化はたしかに強力ですが、使いすぎると、後になって困る可能性があります。
とはいえ、いつまでも温存してればよいというわけではなく、盤面を取り返したり、攻め時に攻め切るために進化や超進化を切ることがあります。
ここの判断は難しいですが、それがこのゲームの醍醐味の一つです。
以下は、進化時効果・超進化時効果が強力なフォロワーの一覧です。これらのフォロワーに進化・超進化を切る動きは、基本的に強力です(もちろん、状況によっては温存した方がよい場合があります)。
・リノセウスエルフ:バックウッド、リリィ、オリヴィエ、カーバンクル
・AFネメシス:アルエット、シルヴィア、オーキス
・スペルウィッチ:アン&グレア、クオン(7コスト)、クオン(エンハンス10)
・人形ネメシス:シルヴィア、オーキス、リーアム
・ミッドレンジロイヤル:スタチウム、アマリア、アルベール(エンハンス9)
・フェイスロイヤル:スタチウム、カゲミツ、アルベール(エンハンス9)
・ミッドレンジナイトメア:アラガヴィ、オリヴィエ、ケルベロス
・フェイスドラゴン:リーダーに攻撃できるフォロワー、フィルドア、ドラゴンウォーリアー
・疾走ビショップ:サレファ、ロナヴェロ、セイクリッドグリフォン
・ランプドラゴン:リュウフウ、フォルテ、ガリュウ
※太字は、温存の意識が特に必要なフォロワーです。攻めきれそうな時や、温存できない対面では、温存しなくても大丈夫です。
カードの温存
強力なカードを雑に使ってしまうと、本当にそのカードがほしい場面が来た時に困ることになります。
例えば、「箱庭の断罪者・シルヴィア」の処理能力はとても強力ですが、処理札が他にないにもかかわらず、スペルウィッチ相手にシルヴィアを雑に使ってしまうと、クオンやブレイズデストロイヤーが出てきて本当に処理札が必要になった時に困ってしまいます。
エクストラPPの温存
エクストラPPは、最も刺さるタイミングで使いたいです。
以下は、エクストラPPを使うのが強力なターンの一覧です(もちろん、状況や手札によって変わります)。
強力なカードを先に出したり、相手より先にリーサルを取るためにエクストラPPを使うことが多いです。
赤字が前半、青字が後半です。
・リノセウスエルフ:4ターン目バックウッド、
6ターン目オリヴィエ、リーサルターン
・AFネメシス:4ターン目アルエット、
7ターン目オーキス or ララミア、9ターン目AFΩ
・スペルウィッチ:4ターン目アン&グレア、
6ターン目クオン、9ターン目エンハンスクオン※ or サタン
※後攻9ターン目は、「通常クオン→オーバーディメンション→エクストラPPでエンハンスクオン」と動くことで、(運ゲーにはなりますが)大打点を出すことができます。
・人形ネメシス:1ターン目2コスフォロワー
7ターン目オーキス、10ターン目リーアム
・ミッドレンジロイヤル:前半は手札次第
7ターン目アマリア、8ターン目エンハンスアルベール
・フェイスロイヤル:前半は手札次第
8ターン目エンハンスアルベール
・ミッドレンジナイトメア:1ターン目2コスフォロワー
6ターン目オリヴィエ、7ターン目ケルベロス
・フェイスドラゴン:1ターン目2コスフォロワー、5ターン目フォルテ
後半は手札次第
・疾走ビショップ:4ターン目サレファ
7ターン目ジャンヌ、8ターン目グリフォン+禁約アクト
・ランプドラゴン:2ターン目竜の啓示※、6PP時に7PPにしてバーンドナイト
7PP時に8PPにしてガリュウ
※注意:4PPでやりたいことがある時じゃないと、2ターン目に竜の啓示を打つ意味がありません
手札管理
手札の上限枚数は9枚であり、手札が9枚の時にドローすると、手札に加わるはずだった10枚目以降のカードは捨てられてしまいます(これをよく「手札が燃える」といいます)。
カードゲームにおける「ドロー」は、地味ながらも強力であり、手札が燃えるというのは、その分のドローを失っていることになります。(これでまだ引けていないリノセウスが燃えたりしたら泣きます。)
ですので、できるだけ手札を燃やさないように注意しましょう。
ターン開始時の1ドローを考えると、ターンエンド時に手札の枚数が8枚以下になれば大丈夫です。
盤面に「ウォーターフェアリー」や「聖樹の杖」、「ドールズシアター」などがある場合は、それらも考慮して手札が溢れないよう注意します。
また、次のターンに「バックウッド」や「アルエット」を出すつもりがあるなら、もっと手札の枚数を減らしておく必要があります。
しかし、これも絶対というわけではなく、手札に強力なカードや勝ち筋が揃っているのであれば、手札を燃やしても大丈夫です。
相手のデッキの把握
相手のデッキを把握することは、極めて重要です。
まず、相手のデッキがわかれば、相手がしてくる動きを予想できるため、それをケアする動きをとることができます。
例を挙げるとキリがないですが、例えば以下のようなものがあります。
・対AFネメシスは「AFγ」による全体3点を警戒し、中盤以降は体力4以上を意識
・対スペルウィッチは「クオン」や「ブレイズデストロイヤー」の超展開を警戒し、「シルヴィア」等の処理札を温存
・対ロイヤルは「アルベール」超進化の12点を意識し、それ以上の体力を保つ or 体力4以上の守護を立てる
・相手の「カゲミツ」を見て「フェイスロイヤル」だと予想し、「ケンタウロス」を警戒して守護を立てる
・対ビショップの終盤は「セイクリッドグリフォン」を警戒し、守護を立てる
・対AFネメシスの終盤は「AFΩ」の10点を警戒し、それ以上の体力を保つ or 体力6以上の守護を立てる
そして、直後の相手のターンの動きをケアできるだけでなく、試合全体の組み立て方も、自分のデッキと相手のデッキから考えることができます。
一部ですが、デッキの特徴を以下に簡単にまとめておきます(試合全体の組み立て方についてはこの後解説します)。
・リノセウスエルフ:8,9ターン目にリーサルを狙う。6,7ターン目に盤面無視して一旦リノセウスで殴って分割リーサルを取ることもある。杖や岩を置くタイミングに隙があり、回復手段に乏しいのが弱点。
・AFネメシス:序盤からフォロワーを展開し、5コストのアルエット、8コストのオーキス or ララミア、10コストのAFΩと終盤まで強い。柔軟性が高く弱点は少ないが、ドロー力と決定力に欠けているため、ロングゲームとOTKには弱い(ロングゲームについては、そこそこやれる程度の強さはある)。
・スペルウィッチ:中盤の盤面展開力は全デッキ中トップ。回復力や盤面処理力も高く、終盤にはOTKも可能。9PPまでは手札から出せる打点がクオン超進化の5点のみであり、SEPを温存しないとロングゲームできないのが弱点。
・ミッドレンジロイヤル:中盤以降は常に盤面展開し続けることができ、8コストのアマリアとエンハンス9のアルベールで試合を決める。EP・SEPを使わずに盤面処理ができ、ロングゲームも得意。回復が少なく、少しだけだが、盤面処理能力と決定力にも欠けている。
・人形ネメシス:序盤の盤面の取り合いは全デッキ中トップ。それをしのげたとしても、オーキスとリーアムで一気に打点を出してくる。中盤に進化や超進化を温存する必要があり、EP・SEPの分しか打点を出せないのが弱点。
※詳しくは、別ページ「対面別コツ」で説明します。
現在Tier1である、リノセウスエルフ vs AFネメシス を例に、デッキに基づく試合全体の組み立て方について説明します。
AFネメシス側はリノセウスのOTKが来る前になるべく圧を与えて準備する隙を奪い、できればAFβを駆使して早めに削りたいです。たしかにララミアによる青AF多面展開も強いですが、それまでにある程度体力を削っておかないと盤面ロックされる恐れがあり、ベイルを温存され、OTKの準備を進められてしまったら、貫通されてリーサルを取られてしまうので、やはりそれまでになるべく圧を与えたいです。相手が無理して耐えてきてロングゲームになった場合は、相手はAFΩを貫通できず、処理に苦しむはずなので、こちら側に分があります。
一方、リノセウスエルフ側は、序盤の盤面勝負でなるべくリーダーの体力を守り、AFγを作らせたいです。AFネメシスの6,7ターン目の盤面は弱くなりがちなので、そこで杖や岩を置いてOTKの準備をし、オーキスやララミアから出てくる守護をベイルやカーバンクル超進化で貫通しながらリーサルを取りたいです。シルヴィアやAFαによる回復があるため、無理な分割リーサルは禁物です。しっかりと準備をし、AFΩを出される前までに勝てればOKです。(コアの枚数をしっかり確認しましょう。AFΩの作成には11枚必要です。)
※もっと詳しい説明や、他対面の説明については、別ページ「対面別コツ」で解説します。