
カード名:虫の知らせ
クラス:エルフ
タイプ:なし
コスト:コスト1 スペル
効果:自分の場のカード1枚を選ぶ。それを手札に戻す。
相手の場のフォロワーからランダム1枚に2ダメージ。
評価(構築戦):8点(10点中) ※2pickは考慮外
カードパック:ベーシック(最初から入手済み)
レアリティ:シルバー
CV:なし イラストレーター:misekiss
フレーバーテキスト
虫が景色を蝕むのは森を想うが故の無心の行動。
「前に無視したら大変なことになってたもんね!」
「あんなにも前の話を蒸し返さないでよっ!」
厚意からくる虫の知らせ。見逃せばたちまち虫の息。
評価(構築戦)
長所
まず、序盤は「ランダム2点」の効果が除去として普通に優秀です。
そして、中盤以降は「手札に戻す」効果を巧みに使ってゲームを組み立てていきます。
・「燐光の岩」を回収し、0コストの「森の神秘」を蓄えてOTKの準備をする。
・「リノセウス」を一度投げて回収し、分割リーサルを狙う。
・「メイ」を回収し、強力な盤面展開に備える。
などの動きはどれも強いです。
上の例は「リノセウスエルフ」の話ですが、「エズディアエルフ」でも活躍する場面があります。
・(2枚目が見えていない)「エズディア」を回収する。
・「フェアリービースト」(通称:リーサルさよなライオン)を回収する。
・盤面に残った「不殺の団結者」を回収してもう一度出す。
少し局所的なので採用枚数は減りますが、これらの動きは決まれば強いです。
また、1コストなので、コンボ稼ぎ要員としても優秀です。
総じて、使い勝手が良いカードといえるでしょう。
短所
盤面に何かないと機能しないため、手札事故の原因になります。
(ただ、それを差し置いてもとても強いです。)
また、盤面展開力で勝負をする「テンポエルフ」では、せっかく作った盤面のフォロワーを回収することになってしまうので、採用されないことが多いです。
(しかし、「舞い戻る妖精」を回収してもう一度出す動きは強力なので、採用するのもなしではないです。)
採用デッキ
・リノセウスエルフ(3枚確定)
・エズディアエルフ(0~2枚)
※「テンポエルフ」には採用されないことが多いですが、採用するのもなしではないです。
総評
「メイ」と同様、非常に優秀なベーシックカード(最初から入手済みで、いつまでも使えるカード)です。
特に「リノセウスエルフ」の中では、デッキとしてかなり重要な役割を担っています。
どこで「虫の知らせ」を使うか、どのカードを戻すか、が勝敗に大きく関わってきます。
どのカードを戻すべき?
ここでは、「リノセウスエルフ」における「虫の知らせ」の使い方を解説します。
「虫の知らせ」で戻すと強いカードは以下の5つです。
・燐光の岩
・リノセウス
・メイ
・カーバンクル
・ベイル
ここから各カードについてより詳細に解説していますが、とりあえず、「虫の知らせ」はなるべく雑切りしない、どのカードを戻すべきかよく考える、という思考が大切です。
「燐光の岩」を戻す時
「燐光の岩」を回収し、0コストの「森の神秘」を蓄えてOTKの準備をする動きは、基本的に強力であり、余裕があるならこれをやるべきです。
特に、「ノーマン」や「狂おしき恩寵」で一気に回復してくる「スペルウィッチ」や「クレストビショップ」に対しては、中途半端に分割リーサルしようとしても意味がないので、しっかりと0コストの「森の神秘」を蓄えて、OTKを狙いたい所です。
「リノセウス」を戻す時
「リノセウス」での分割リーサルは、1ターンでの回復力があまり高くない対面に対してはかなり有効です。
特に、「財宝ロイヤル」は回復力こそありませんが、毎ターン「オーディン」や「シンセライズ」で手痛いダメージを与えてくる上に、9ターン目にはエンハンス「アルベール」超進化の12点が控えているため、なるべく早くゲームを畳みたいです。
こういう相手に対しては、「分割リーサル」が非常に有効です。
そのため、リノセウスを回収する用の「虫の知らせ」はきちんと温存しておく必要があります。
「メイ」を戻す時
「メイ」は頼りになる除去札であり、特にリーサル時に守護多面展開を突破する時は、「カーバンクル」で使いまわせる「メイ」がかなり守護突破に貢献してくれます。
特に、「混融の団結者」や「ギンセツ」で強固な守護盤面を作ってくる「モードナイトメア」に対しては、守護突破用の「メイ」(や「駆逐の死矢」)を抱えておくのが重要です。
もちろん、中盤の盤面も強いので「メイ」を吐かされてしまうことが多いのですが、その時に一度出した「メイ」を「虫の知らせ」で回収すれば、また使うことができます。
カーバンクルを戻す時
「カーバンクル」は、超進化があるなら実質0コストフォロワーとして打点計算できる(詳しくは「リノセウスエルフ」の「超簡単なリノ算方法」へ!)ため、リーサルターンには持っておきたいカードです。
しかし、リーサル前の準備ターンで、「燐光の岩」を出し入れしつつ相手の盤面を処理するには、「虫の知らせ」だけでは足りず、カーバンクル超進化が必要な場合もあります。
そこで、「カーバンクル」に超進化を切りながらOTKの準備を進めることで、しっかりと盤面処理をしながら「燐光の岩」を出し入れすることができ、そのカーバンクルを回収することで、リーサルターンの打点もしっかりと出すことができます。
ここは具体例を出した方がわかりやすいと思います。
例えば、7PPの時に「フェアリー、フェアリー、燐光の岩、虫の知らせ(岩回収)、燐光の岩」と動いても、全然相手の盤面を処理できませんよね。
そこで、7PPの時に「フェアリー、フェアリー、燐光の岩、カーバンクル(岩回収&超進化)、燐光の岩、虫の知らせ(カバン回収)、駆逐の死矢」(※計10PPなので可能な動きです)と動けば、相手の盤面をしっかりと処理しながら、0コストの「森の神秘」を2枚手に入れることができますよね。もちろん、出したカーバンクルも回収できています。
すると、8PPではカーバンクルと0コス2枚(と盤面の岩)による大打点が確約されているわけです。
「超簡単なリノ算方法」を使って(リノセ2枚出しできる前提で)計算してみると、岩のバフ込みで17点出せます。もし0コスベイルが1枚あったら19点です。そしたら前のターンの超進化バーンと合わせてちょうど20点ですね。
このように、カーバンクルを使って燐光の岩を出し入れしてOTKの準備をし、そのカーバンクルを回収して次のターンにOTKをする、という動きは、打点効率的に考えるとかなり効率が良いです。
ベイルを戻す時
中盤でベイルを吐かないとどうしても処理が追いつかない、という時は「ベイル」を吐いて「虫の知らせ」で回収するのもありです。
手札のフォロワーの枚数や試合展開によっては、回収したベイルが0コストまで下がってくれることがあります。
ただし、試合終盤で回収したベイルが0コストに下がる前に勝敗が決まりそうな時は、回収しないように注意しましょう。
ベイル自体も4/4として一定の仕事をしてくれます。こちらの盤面が弱いせいで相手の盤面が強くなってしまうこともあるので、もう回収しても下がらなそうだな、という時は置きっぱでOKです。
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