環境の概観

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このページでは、2025年7月23日現在の「環境の概観」について解説します。

環境の中心:ミッドレンジ(オールレンジ)

 基本的には、バランスの良いミッドレンジデッキが安定して強いです。
 (前寄せか後ろ寄せか、など多少の違いはあります。)

フェイスロイヤル:序盤の展開力が強く、後半はリーダーにダメージを与える性能が高い。
人形ネメシス:序盤の展開力が強く、終盤に一気に打点を入れられる。
秘術ウィッチ:中盤の盤面が特に強い。
ミッドレンジロイヤル:序盤から終盤までバランス良く強い。
アーティファクトネメシス:中盤以降の対応力が極めて高い。
コントロールナイトメア:終盤の盤面・ライフレース・耐久力が強い。

 中でも、使いやすくてどのレンジでも強いミッドレンジロイヤル人気が高いです。

ロングゲーム最強のスペルウィッチ

 以上のデッキは多少の差異はあれど、序盤から終盤まで安定して強いです。

 そこで、「後半まで耐えてロングゲーム性能の差(もしくはOTK)で勝つ」という戦術を取るスペルウィッチが頭角を現します。

 最近までは、序盤性能の弱さからあまり注目されていなかったデッキでしたが、土ギミックを搭載することでその弱点をカバーし、「ノーマン」をしっかり3積みすることでアグロ耐性もかなり上がりました。

 もちろん、土ギミックを搭載した分、ドロー効率は落ちています
 しかし、10ターン目に「サタンディメンション」ができなくても「ウィリアム」などでゆっくりゲームを進めていくだけで、多くのミッドレンジデッキはロングゲーム性能の差でじりじりと追い詰められていきます。

ランクマ最速のアグロナイトメア

 ランクマッチでは負けてもBP・MPが減らないため、多少勝率が低くても、一戦の時間が短いデッキの方が効率的にBP・MPを盛れます。

 そこで、アグロデッキの中でも特に強いアグロナイトメアが流行ります。

 しかも、このデッキは序盤が弱いスペルウィッチに対して有利です。
 (最近は土ギミックの搭載でガン有利とまではいえなくなりました。)

 しかし、多くのミッドレンジデッキは序盤の性能も十分高いため、あまり勝つことはできません。
 (相手が事故ることもあるので、勝てるときは勝てます。

OTKで(守護ビ以外の)全てを倒すリノセウスエルフ

 スペルウィッチがミッドレンジデッキに強いのであれば、もっとOTKの再現性が高く、かつOTKターンも早いデッキがあれば、それが最強かもしれません。

 ありました。リノセウスエルフです。

 優秀な除去カードが多いため、ある程度のアグロ耐性はあり、ミッドレンジデッキの盤面にも付き合えます。

 しかも、スペルウィッチには特に強いです。
 なぜなら、普通のミッドレンジデッキに比べて、OTKの準備を進めたり分割リーサルをしたりできるスキが多いからです。

 しかし、回復はほぼできないため、序盤中盤にダメージを受けてしまうとリーサルターンまで耐えきることができず、特に対フェイスロイヤルはきびしいです。

対リノセ最終兵器:守護ビショップ

 そんなリノセウスにガン有利なデッキがあります。

 「守護ビショップ」です。

 実は、環境初動では新しいデッキタイプである守護ビショップが流行していました。
 (そしてリノセウスエルフは完全に逆風でした。)

 しかし、徐々にミッドレンジデッキの強さが知れ渡ってくると、それらに強いスペルウィッチが台頭してきました。

 そして、そのスペルウィッチに強いリノセウスエルフが注目され始めた所で、再び守護ビショップの出番がやってきました。

 従来はフィニッシュ性能の低さから、多くのミッドレンジデッキになかなか勝てず苦しんでいましたが、「オーディン」の採用によってある程度勝てるようになりました。

 しかし、対スペルウィッチに関しては、「アイテール」の最強盤面「ウィリアム」で一掃されてしまうので、そこは難しい所です。

結局ミッドレンジ? 全対応のAFネメシス

 様々なデッキが存在している中、結局のところ、極端な不利対面が存在しないミッドレンジデッキが一番安定しています。

 たしかに対スペルウィッチは少しきついですが、序盤中盤の圧のかけ方次第で全然勝てる対面ではありますし、リノセウスエルフOTKできる分回復ができないという問題があります。



 では、多くの種類が存在するミッドレンジデッキの中で、どれが一番強いのでしょうか。
 もちろん、一番を決めるのは難しいでしょう。どのデッキも連勝報告が上がっており、人によって得意デッキは異なります。
 では質問を変えましょう。一番「どの対面でも対応できる」デッキは何でしょう。

 「アーティファクトネメシス」です。

 5コストの「デストロイAF」は、対面や状況によって「回復・打点・処理」を使い分けることができ、特にスペルウィッチに対しては、いわゆる「β連打プラン」で押し切ることができます。

 そして、「カルラ」「シルヴィア」処理能力「ララミア」展開能力「オーキス」「AFΩ」フィニッシュ力と、高コスト帯の対応力も一級品です。

 さらに、「イカロスの飛翔」の追加によって、ロングゲームになってもリソース差で負けることがなくなりました

 これぞまさに、「全対応」
 今環境に君臨する最強デッキの一つといってよいでしょう。

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